戸建住宅の適切な高断熱化の推進・普及のため、「HEAT20 G1~G3 水準」の住宅シナリオに適合する住宅システムの認証を行います。
HEAT20の「住宅シナリオ」とは、住宅において「環境の質を表す室温(ノンエナジーベネフィット:NEB)」と「省エネルギー(エナジーベネフィット:EB)」を両立させて実現することであり、HEAT20 研究会の目標の一つです。
すなわち、住宅システム認証では、基準に相当するものは「住宅シナリオ」であり、UA値で表したHEAT20水準は地域区分の代表都市における外皮性能値です。
住宅システム認証では、外皮性能地域補正ツール(ルート1)、又は熱負荷計算プログラム(ルート2)を用いて住宅シナリオの評価計算を行うと共に、気密性・防露性の確保、遮熱・通風、暖冷房・換気方式についての説明をもとめ、適切な高断熱・省エネ住宅であることを認証します。
※なお、このような HEAT20 が標榜する趣意については、当社団発行の「HEAT20 設計ガイドブック|2021」で詳しく説明されているので、ご一読されることをお勧めいたします。
また、本認証は、個々の邸別住宅ではなく、「住宅システム」として、モデルプランを用いて、断熱等の仕様や適用地域を申請いただき、それが一定の水準であることを認証するものです。認証取得後は、申請いただいた内容に適合する住宅全てを、HEAT20 の「認証住宅」と称することができます。
本認証は、この申請で示された内容に従って企画された住宅システムが一定の水準であることを証するもので、建設された個々の住宅の性能を保証するものではありません。
1.申請者:住宅供給に関係する企業・団体・個人(住宅事業者、設計者など)
2.認証の対象:申請者が設計または供給し、命名した住宅システム
3.申請方法、申請費用
「住宅システム認証」の実施要領、申請事務要領をよくお読みになり、申請を行ってください。
4.受付
受付開始:令和4年3月17日
申請書送付先:
一般社団法人 20 年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会 システム認証事務局
メールアドレス:ninsyo@heat20.jp
5.申請の準備から認証を取得するまでの流れ
6.HEAT20 住宅システム認証「認証システム一覧」
(HEAT20住宅システム認証「認証システム一覧」.pdf)
7.認証申請に関する実施要領、申請書等の書式、補⾜説明資料ほかのダウンロード
申請時に提出が必要な書類、データ等は、7-2.申請書等の「申請書類等の⾃⼰確認チェックシート」 に記載しています。
7-1. 申請要領等
□HEAT20「住宅システム認証」実施要領(HEAT20 住宅システム認証 実施要領20221106.pdf)
住宅システム認証の目的、概要等について説明しています。
□HEAT20「住宅システム認証」申請事務要領(HEAT20 住宅システム認証 申請事務要領20221106.pdf)
申請に関する手順、書類等について説明しています。
□認証書イメージ(認証書イメージ)
7-2.申請書等
□申請書(HEAT20 住宅システム認証 申請書(Ver.3.3).xlsx)
申請書記入例を参考にして、必要事項を記入してください。
□申請書記入例(申請書記入例(Ver.3.3).pdf)
□申請書類等の⾃⼰確認チェックシート(⾃⼰確認チェックシート(Ver.1.0).xlsx)
申請時に必要な書類、データ等の確認するためのチェックリストです。申請時にはこのチェックリストを申請資料に添付して提出ください。
7-3.補⾜説明資料
□計算地点選定リスト(計算地点選定リスト202211.xlsx)
住宅シナリオを評価計算する地点を選定するために使用します。申請する地域の中で最も暖房負荷の大きな地点を選択します。ホームズ君、外⽪⽔準地域補正ツールと表⽰される気象データ地点の名称が異なる場合がありますので「気象データ地点 ツール別地点名称の相違地点確認表 202210」をご確認ください。
□気象データの選択⽅法(気象データの選択方法に関する補足説明.pdf)
申請対象地域に「計算地点選定リスト」で⽰す気象データ地点がない場合の気象データ選定⽅法を説明しています。
□HEAT20住宅システム認証_計算モデル面積表(HEAT20住宅システム認証_計算モデル面積表20220509.pdf)
UA値を計算する場合はこの面積表の部位の面積を用いて計算してください。
□認証制度の説明動画(動画のサイトに移動)
住宅システム認証制度、評価方法等について解説した動画を公開しています。
7-4.住宅シナリオ評価ツール
□ルート1:外皮水準地域補正ツール
□ルート2:ホームズ君省エネ診断エキスパート
・ホームズ君省エネ診断エキスパートには「住宅シナリオ計算書出力機能」があります。
また、「体験版」をこちらから使用することができます。
「体験版」では、省エネ基準の各地域の代表地点で評価計算を試すことができます。
AE-Sim/Heat(建築環境ソリューションズ)